部品棚 ・ 燃料系

インジェクターのOリング

どこに、どのOリングが付くか。ホンダ純正の分解図 E-102 を、わかりやすく描き直しました。

きっかけは 2026年10月13日、整備工場さんからの連絡です。「買ったOリングがインジェクターに合わない」。

結論

買ったOリングは
10×2.5 の代わり

エスコ P-10A(9.8×2.4)は、26 10×2.5 の代わりです。メイン4本の上の口と、サブに1個使います。

合わなかった口は
太さ 約8mm

写真からの目安です。内側が9.8mmの輪では、ぶかぶかになります。

サブ用の細いOリングを
まだ注文していない

27 6.1×1.3(91306)。ディーラーに聞きます。

整備工場さんから届いた写真

P-10A を、インジェクターの上の口の前に当てて見せてくれています。

左に袋入りのエスコ P-10A のOリング10個。右にホルダーに付いたインジェクターがあり、赤い矢印がインジェクター上の口に当てたOリングを指している
左:買ったOリング(エスコ EA423RF-10A)。右:ホルダーに付いたインジェクター。
Oリングの拡大。輪の穴の向こうに、輪の内側より細いインジェクターの口が見える
拡大。輪の穴より、口のほうが細いのが分かります。輪の内側(9.8mm)を物差しにすると、口は約8mmです(±1mmくらい)。

図1メインのインジェクター(4本)

分解図の左側、1 の4本です。4本とも同じ付き方です。

メインのインジェクター1本の付き方 上から燃料パイプ、上の口にOリング26、インジェクター本体とコネクター、下の口にシールリング6、いちばん下がホルダーと吸気側。 燃料パイプ ⑬ 本体 ① ホルダー ④ ・ 吸気側 上の口 下の口 26 6 コネクター
  1. 26
    Oリング 10×2.5

    上の口に付きます。1本に1個。

    純正 91304-PD1-003 製造終了

    代わり:エスコ P-10A(9.8×2.4・ガソリンに強いフッ素ゴム)手元に10個

  2. 6
    シールリング

    下の口に付きます。1本に1個。

    純正 16472-PD1-003 製造終了

    候補:16472-PH7-003 と 16472-PD6-000 手元に各5個

    PD6 の個数は納品書どおりの5個で、現物ではまだ数えていません。

    外した古いシールと並べて、合う方を使います。

図2サブのインジェクター(1本)

分解図の右上、3 です。専用のホルダー 5 に1本だけ入ります。写真の部品は形がこれに近いので、サブだとみています(未確定)。

サブのインジェクターの付き方 上にサブ用ホルダー5があり、横のボルトから燃料が入る(写真の形から)。インジェクターの上の口は太さ約8mmで、ここにOリング27が付くとみている。下はインシュレーター8を挟んで吸気側へ入り、そこにOリング26が付く可能性がある。 ホルダー ⑤ 横のボルトから 燃料が入る 約8mm 本体 ③ 吸気側 27? 26? 8
  1. 27?
    Oリング 6.1×1.3(細い)

    サブだけに使う細いOリング。写真で合わなかった上の口(約8mm)は、ここだとみています。

    純正 91306-PD1-003(6.1×1.3)か 91306-PD1-013(6.0×1.2)まだ注文していない

    2種類あるので、古いOリングを測ってから選びます。

  2. 26?
    Oリング 10×2.5

    カタログではサブにも1個使います(メイン4+サブ1=5個)。どちらの端に付くかは、図が小さくて読めません。

  3. 8
    インシュレーター

    ホルダーと吸気側のあいだの板。16477-PD1-910

  4. 5
    サブ用ホルダー

    16471-PD1-000 ほか。横のボルトから燃料が入ります(写真の形から)。このボルトは、図の ⑳ バンジョーボルト 90023-PD1-000 とみています(未確定)。

カタログでは、サブにも ⑥ シールリングと ⑦ カラーが1個ずつ付きます(どちらも5個=メイン4+サブ1)。⑦ カラー 16473-PD1-010 は製造終了ですが、金属なので外したものを使い直します。図が小さく、付く位置は読み取れません。「?」の付いた所は、現物を見て決めます。

図3輪の大きさ比べ(実物の比率)

3つとも同じ倍率で描いています。灰色の点線の丸は、写真で合わなかった口(約8mm)です。

口(約8mm)
エスコ P-10A 内径 9.8 × 太さ 2.4 mm

買ったもの。内側が口より約1.8mm大きく、すき間ができる。

純正 91304(㉖) 内径 10 × 太さ 2.5 mm

メイン用の純正。P-10A とほぼ同じ大きさ。この口にはやはり大きい。

純正 91306(㉗) 内径 6.1 × 太さ 1.3 mm

サブ用の純正。外側(8.7mm)が、口(約8mm)とほぼ同じ大きさ。締まる見込み(口の溝の太さは、まだ測っていません)。

約8mmは、写真から出した目安です。ノギスで測った値ではありません。

整備工場さんに頼むこと

  1. 合わなかった口の太さを、ノギスで測る。
  2. 外した古いOリングの、内側の大きさと太さを測る。
  3. メイン4本の上の口に、P-10A が入るか確かめる。
  4. 口が6mm台の溝なら、ディーラーで 91306-PD1-003 か -013 を注文する。無ければ、内径6.0×太さ1.2〜1.3mm のフッ素ゴムのOリングで代わりにする。

図4純正の分解図 E-102(清書)

ホンダの分解図を細かく描き直し、拡大してもギザギザにならない線(ベクター線)にしました。番号は元の図と同じ場所です。番号を押すと、名前と品番が出ます。

スマホでは、図を横にずらして見られます。

純正分解図 E-102 フューエルインジェクターの清書左にメインインジェクター4本とシールリング、中央に燃料パイプ・ホース・メインのホルダー、右上にサブインジェクターとホルダー、右下にレギュレーターまわり。番号は下の一覧と同じ。図B-4-1前(FR)図 E-102(清書)262626261111316666217212311232314212334222413322332730307499212310232123231227326753386182520233115162928232319
番号を押すと、ここに名前と品番が出ます。

部品の一覧

7番と15番は、部品表に行がありません。7番は以前の調べ(カラー 16473-PD1-010)から、15番は形から推定しています。元の図で「26」にも見える右上の小さな番号は、6mmのボルトの座金なので 25番と読みました。線は、元の図(下)を画像AIで描き直したものです。ねじの溝のような細かい所は、元の図と少し違うことがあります。迷ったら下の元の図を見てください。

元の分解図(E-102)

ホンダ純正パーツカタログ(シティターボII・11SA702)の図です。番号は上の図と同じです。

ホンダ純正分解図 E-102 フューエルインジェクター。左にメインインジェクター4本、右上にサブインジェクターとホルダー

出典:jp-carparts.com の部品表 E-102(品番・価格はここから)。ほかの図は 整備図鑑。